脊柱側弯症のセラピスト養成講座 第5回Schroth Best Practice Academyを開催いたします。100年近い歴史のあるドイツのシュロス法の最新のプログラムはシンプルで効果的。忙しい日本の子供達にも簡単に取り入れられる世界の最先端の側弯症エクササイズを学びます。
*修了者は、International Schroth Best Practice Therapistとして ドイツのDr.Weissにより認定されます。
期日:2019年8月11日(日曜日)~15日(木曜日)午前 (合計4.5日)
講師:Official Schroth Best Practice Instructor
白石洋介(医学博士、柔整師、麹町白石接骨院院長)
石原知以子(柔整師、(株)Schroth Best Practice Japan 代表取締役)
参加資格: 医師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、カイロドクター
場所: Schroth Best Practice Japan Inc.
東京都港区六本木2-1-11-209
アクセス 東京メトロ南北線 六本木一丁目駅 徒歩4分
南北線 銀座線、溜池山王駅 5分、千代田線 赤坂駅 8分
定員:10名
参加費:160,000円 (税込み172,800円)
問い合わせ:(株)Schroth Best Practice Japan
石原 schroth.best.japan@gmail.com
電話 03-6268-9453 (麹町白石接骨院が取り次ぎます)
世界で最も信頼されている、ドイツの側弯症の運動療法、シュロス法。
その最新のプログラム、シュロスベストプラクティスを学ぶ講習会を8月に開催いたします。今年で5回目となるこの講習会では、エビデンスのある、側弯症に特化した運動療法を学びます。90年以上の歴史のあるシュロス法ですが、オリジナルのシュロス法は、習得し実践していくことが大変難しいものでした。シュロスファミリーの3代目であるDr.Hans Rudolf Weissは、日常生活の中で簡単にその効果を出せるよう、大変シンプルなプログラムへと進化させました。
経過観察とされている軽度な患者さんや、若い患者さんには特に大きな効果を出していますし、装具治療と併行して、また中高年の患者さんにも適用できます。前額面の変形(側弯)だけでなく、矢状面(胸椎の前弯、腰椎の後弯)、水平面(体の回旋)の矯正についても深く考慮された3Dの運動療法にきっと驚かれることでしょう。
講習の後半は患者さんに参加して頂きますので、運動療法の効果を実際に体験できます。10代の発症率は女子では5~10パーセントもあるといわれています。それだけ多くの子供たちがせっかく早期発見されても、経過観察という名のもとに放置されている現状は看過するわけにはいきません。毎日の姿勢に気を付けるだけで、側弯を改善することができるのです。講習会ではDr.Weiss による最新の装具、Gensingen Braceについてもレクチャーします。これまでになかった、改善を目的としてCAD/CAMで作製されるこの装具は、ドイツまで行かなくても現在は日本からオーダーできるようになりました。
側弯はエビデンスのある正しい運動療法と装具でよくすることができるのです。将来ある子供たちのために、ご一緒に治療に取り組もうと思って下さる方のご参加をお待ちしています。
参考書はDr.Weissの著書、Schroth Therapyです。(アマゾンで購入可。日本語訳も出る予定です。)
Schroth-Therapy by Dr. Hans-Rudolf-Weiss
講習会内容
パート1 セラピストのみ(2日間)
1日目
(講義) 脊柱変形の保存療法
科学的エビデンス、計測、理学療法 9:00~10:00
装具 10:00~11:00
(実践パート)
Physio-logic 立位、座位、歩行
カーブパターンにより体験する 11:30~12:30
ADL Correction of the Activities of Daily Living
日常生活の動作における矯正 立位、座位 13:30~15:00
3D made easy
De-Tethering exercises + シュロスの最初の考え方 15:30~17:00
2日目
(講義) 兆候、カーブパターン、その他の原因による変形、コブ角の計測 9:00~10:30
(実践パート)
1日目の復習、シュロスエクササイズ1 11:00~12:30
総復習、シュロスエクササイズ2,3 De-Tethering 13:30~15:00
総復習、シュロスエクササイズ4,5, テスト 15:30~18:00
パート2 セラピストと患者さん (2日半)
実際に患者さんの治療をさせて頂きます。
3日目 (患者さん グループ1)
挨拶、Physio-logic、カーブパターン等の確認 9:00~10:30
側弯のパターン、ADLによる矯正
ADL, Walking, De-Tethering, シュロス1 11:00~12:30
総復習、シュロス2.3 13:30~15:00
患者さんの今後の予測、Q&A, ATR(体幹回旋角度)の計測 15:30~17:00
4日目
総復習、シュロス4,5 9:00~10:30
Rehabilitation Walk, 復習、Q&A、11:00~12:30
(患者さんグループ2)
挨拶、Physiologic、カーブパターン等の確認 13:30~15:00
ADL, Walking,,De-Tethering, シュロス1 15:30~17:00
5日目
総復習、シュロス2.3、患者さんの今後の予測、Q&A 09:00~10:30
総復習、シュロス4,5、Rehabilitation Walk、Q&A 11:00~12:30
修了式
手術を勧められている患者さんですが、運動療法でここまで矯正することができます。