Gensingen Brace by Dr.Weiss® (GBW)
ゲンシンゲンブレース-Gensingen Brace by Dr.Weiss® (GBW)-の特徴
矯正を目的とした装具
ゲンシンゲンブレースとは Dr. Hans Rudolf Weiss によって改良された側弯症治療のための最新のCheneau タイプの装具(コルセット)です。
この装具は、“よい結果を出すためには3Dの(矢状面、前額面、水平面)矯正が必要である”というシュロス法の原理に基づいて、世界的権威であるドイツの Dr. Hans Rudolf Weiss によって1つ1つ設計され、日本に輸入されます。
これまで“装具は側弯の進行を遅らせるのが目的であり、側弯を矯正することではない”と言われてきました。しかし、ゲンシンゲンブレースは矯正を目的とした装具なのです。
その他の特徴
ゲンシンゲンブレースのその他の特徴をいくつかご紹介しましょう。
1)カーブパターンに合わせて3Dで設計される
2)左右非対称に設計されている体幹装具であり、矯正力が高い
3)脊柱の蛮曲の凹側にスペースをとってあるので、シュロス法の呼吸法(Rotational breathing)が装具を着けたままでもできる
=装具を着けている問、呼吸する度に矯正の運動をする効果が得られる
4)CAD/CAMを導入し、スキャナでスキャンしたデータを送ることで、ドイツまで行かなくても世界中のシュロスブレーシングセンターから Dr. Weiss にオーダーすることができる
5)常に快適に、かっ効果的に使用できるようにこまめな調整が可能
6)進行の抑制は95パーセントと現在世界でもっとも効果が高い装具であり、さらに思春期の患者さんには側弯の改善も期待できる
7)肋骨の出っ張りを減らし、見た目をよくすることも目的としている
8)成長期でコブ角30°台までの側弯には特に効果的である
=〉若いほど、カーブが小さいほど効果が出やすく、早期に治療を開始するのが望ましい
9)他の装具と違い、40°や45°を超すシビアな側弯でも手術の代わりのアプローチとして効果が期待できる
10)成人、中高年の側弯の進行抑制、腰痛背部や背部痛の軽減、見た目の改善にも効果が期待できる
(後弯症のための Kyphosis Brace もある)
11)従来の装具と比べて、小さく、軽く、着け心地が良いので、装着時問が長くできる
(コンプライアンスの向上)
12)前ベルトなので、後ろのベルトよりはるかに着脱がしやすく、目立たない
13)他のブレースよりずっと見た目がかわいい
現在の装具で進行が止まらない、手術を勧められている、経過観察と言われているが早いうちにもっと改善させたいとお考えの方、装具は作ったけれど、嫌がってお子様が治療を放棄してしまっていてお悩みの方、どうぞSBPJの症例をご覧ください。