1921年、自らも70°を超す側弯があったKatharina Schroth(カタリナ・シュロス)は、ドイツ、マイセンの自宅の庭に重症な側弯症患者さん達を集めて、独自の運動療法プログラムの指導を始めました。
シュロス法の歴史
1921年、ドイツ、マイセンで、カタリナ・シュロスが独自の運動療法を始める
80°を超すような患者さんも珍しくなかったそうです。潰れたボールを空気でふくらますことができるように、呼吸法と左右非対称の運動を上手に取り入れることで体幹の変形を矯正するという方法は効果をあげ、側弯症の治療は彼女のライフワークとなり、ドイツ国内では彼女はたくさんの賞と栄誉を受けました。
子供のころから金属製の装具をつけて生活しなければならなかった彼女だからこそ、患者さんの苦しみを救うことができたのでしょう。1985年に91歳で亡くなりました。

Dr.Weissの母クリスタと祖母カタリナ

自宅の庭でのシュロス法

シュロス法の原理3Cと4C

カタリナの理論 ノート
1940年代から50年以上、カタリナの娘クリスタ・シュロスが側弯症治療を発展させる
Katharinaの娘であるChrista Schroth(クリスタ・シュロス)は母親を助けて側弯症に取り組み、1940年代から理学療法士として50年以上にわたり、患者さんの姿勢のみならず生活全般の質の改善に、2015年3月に亡くなるまで、その生涯を捧げました。
Christaの著書 Three Dimensional Treatment for Scoliosis は多言語に翻訳して出版され、世界中のセラピストの助けになりました。
ドイツのBad Sobernheimには側弯症の運動療法指導のための大変立派な病院、Katharina Schroth Clinicも建てられ、息子のDr. Hans Rudolf Weissと2代で長い間院長を務めました。(現在はGerman Healthcare Group の経営となり Asklepios Katharina Schroth Clinicという名称に変わっています)

クリスタの著書 側弯症の3Dの治療

クリスタのサナトリウム

アスクレピオス全容写真 (Asklepios Katharina Schroth Clinic)

カタリナ・シュロス・ミュージアム (Katharina Schroth museum )でのクリスタ
現在、シュロスファミリーの3世代目、Dr. Hans Rudolf Weiss(ハンス・ルドルフ・ワイス博士)が人生をかけて側弯症治療に貢献している。
現在は Christa(クリスタ)の息子であるDr. Hans Rudolf Weiss(Dr.ハンス・ルドルフ・ワイス)がシュロスファミリーの3世代目として、やはりその人生をかけて側弯症治療に貢献しています。
運動療法においては、オリジナルのシュロス法®を、より簡単で効果的、現代的なシュロスベストプラクティス®プログラムへと進化させ、装具療法においては、シュロス法®の理論に基づくゲンシンゲン装具(Gensingen Brace by Dr.Weiss)を開発しました。
この装具はCAD/CAMを導入したことで、世界中でDr.Weissの処方による装具を高水準で作成できるようになったのです。
Dr.Weissは現在はドイツ、ゲンシンゲンのプライベートクリニックで世界中から集まる患者さんの診療を続ける一方、シュロスベストプラクティス®アカデミーを主宰し、正しい側弯症の運動療法を広めるべく講演や講習で世界中を飛び回っています。
Dr.Weiss の論文の多さが彼の側弯への強い情熱と使命感を物語っていると言えましょう。
Dr.Weissの論文リストはこちら
https://publicationslist.org/hr.weiss

Dr.ハンス・ルドルフ・ワイス

運動療法シュロスベストプラクティス

ワイス博士の著書

東京での講習会