シュロスベストプラクティスを知ったのは 側弯症 +ドイツ を検索したことからでした。ネットでどんなに調べても側弯症の治療には手術が一番良いとしか書かれていない状況。どうしたらよいのかわからないと悩んでいた時に、ご近所のお嬢さんが以前ドイツで側弯症のトレーニングを受けてきたという話を聞いたのです。
ドイツに行くつもりで検索してSBPJを知り 1年以上が過ぎました。息子の側弯は着実に改善されてきています。大学病院では、側弯がどんどん悪化してきているので、早く手術をすることを勧めますと言われ続けていたのに。
息子は中学3年生時に学校の健康診断で側弯症の疑いを指摘され、近所の整形外科で側弯症専門外来を紹介してもらい大学病院に通うことになりました。大きなコルセットを24時間装着して、3か月に1度レントゲンを撮って経過を診るだけの治療。当然、先生は息子の名前と年齢を忘れているので、毎回同じ質問を繰り返します。苦痛しか感じらない治療。学校の制服も大きなコルセットの角で擦れて何回も穴があきました。側弯は全く改善されないまま2年が経ち、息子も嫌気がさしていました。
ところが、SBPJでの治療は前向きで明るい運動療法。息子は入浴前と就寝前に運動をしていています。先生方もとても感じが良く、名前も覚えてくれています。ゲンシゲンコルセットは軽くて小さいので制服を突き破ることもありません。Tシャツを着ていても全く目立ちません。あの石膏を固めて作った大きなコルセットしか見たことがなかったので、出来上がったゲンシゲンコルセットを見たときはびっくりしました。それまで装着していたコルセットは2度と付けることはないので粗大ゴミで捨てました。
何と言っても、息子にとって、側弯が改善されてきている事が実感できている事で、もっと運動を頑張ろうというモチベーションになっているようです。先日、SBPJから帰宅した後、鏡でじっくり体を見ていたくらいですから。まだ身長も伸びています。私たち親子は、手術をする前に、SBPJの先生方、シュロス法、ゲンシゲンコルセットに出会えたことはとても幸運なことだったと感謝しています。