2024年7月 15歳 女子の母
娘は小学6年生の時、学校の健康診断(モアレ検査)で再検査となり、最寄りの整形外科へ行きました。
側弯症という診断にまず戸惑いましたし、数か月おきの経過観察となることにも戸惑いました。
角度がまだ軽度である云々よりも、改善に向けてなにかできるわけではないということにやるせない気持ちでした。
身長が止まるまでこのまま経過観察でもいいけど、もしコルセットに興味があるようなら大学病院へといわれたので紹介状をお願いしました。
大学病院では「コルセットは治すためのものではなく、これ以上悪化させないためのもの」と説明をうけましたが、何もしないよりはと思い作成してもらいました。予想以上の重さと大きさに驚きましたし、お年頃の中学生にとってはいろいろと負担だったように思います。
聞けば先輩のお姉さんやお友達の中でも「私も側弯症ひっかかったよー」という子が少なからずいたことと、幸い学校でからかわれるようなこともなかったので比較的まじめに装具着用をがんばっていましたけれども、それでも数か月おきの経過観察ではあくまで「現状維持」といった結果でした。
中3となり「身長が止まれば悪化もしないから中学卒業のタイミングで(病院へ来ることを)やめる人が多いよ」と病院で聞きましたが、僅かながらでもまだ身長は伸びているようであること、そして娘は長年習ってきたバレエの道へ進みたいと希望していることもあり、もうこのままの角度で付き合っていくしかないのかなぁしょうがないのかなぁとモヤモヤした気持ちでおりました。
そんな折、やはりお子さんがバレエを習っている友人と会える機会があったので進学の相談などと共に側弯症のこともお話したところ、「いい先生がいらっしゃるわよ!」と教えていただいたのが麹町のクリニックと白石院長先生のことでした。受験を間近に控えていたため入試が終わったタイミングでお電話させていただき予約を取らせてもらいました。
お電話口で親切に対応してくださりなによりホッとしたのを覚えています。先生方にお会いしてからも丁寧な説明と熱心な体操の指導などなどありがたいかぎりです
ゲンシンゲン装具についてですが、3年間装着していたコルセットとは全然違うようで「軽い!しゃがめる!」と感動しておりました。装着した初日などは特に、今まで感じたことがない部分に筋肉痛のような感覚があって、それだけちゃんと矯正力があるんだろうなと感じたそうです。
教えていただいた体操に取り組んで約2か月、新しい装具を装着し始めてからはまだ1か月と少しですが、先日のレントゲン検査では大きく角度が改善されており、またねじれも改善されていて親子共々思わず嬉しい悲鳴が出てしまいました。
油断せずに続けたいと思います。
現状維持以外どうしてあげることもできず、ずっともどかしい気持ちでいた私にとっても、院長先生をはじめとした麹町のクリニックの皆さんには本当に感謝の気持ちです。
そしてあのタイミングで友人に相談していなければ、このゲンシング装具と先生方には行きついていなかったと思うので、教えてくれた友人にも心から感謝です。
(娘Y.M. の母)