娘が2年前からお世話になっております。
小学校高学年で、学校のモアレ検査でコブ角度15度強でひっかかり、
保健会館の先生に「何か注意することは?」と伺うと「運命です!
特に注意することもないのです。」と言われ、途方にくれてしまい
ました。
中学1年生でコブ角度が25度になり、大学病院でボストン型装具を
作ってから、遅まきながら焦って、運よく友人に紹介して頂いた
SBPJに駆け込みました。
そこで、白石先生・石原先生から「日本の側弯症治療の現状」
「シュロスベストプラクティスの運動療法・ゲンシンゲンの装具に
ついて」の其々詳細なお話を伺い、日本の「現状維持」が精一杯の
治療(?) ではなく、積極的に側弯症の症状を改善していくための治療
運動療法・装具に大変共感をして、まずは運動療法から始めました。
その後、真夏にボストン型装具を装着することにより、肌が弱い娘の
背中の汗疹が悪化したため、先生方とご相談をして、(娘の場合は一番
小さい形のゲンシンゲン装具にできることもわかり)夏からゲンシン
ゲン装具に変えました。
ゲンシンゲン装具はそれまでのボストン型と比較して、大きさは1/3位、
重さも非常に軽くなり、ベルトも背中側からお腹側になるため、装着
し易さが格段に上がり、とりあえずほぼ毎日学校に行く時、就寝時も
装着しています。 装具の装着が、まるで昔の映画の中のコルセットの
ように見えるので、今では「この装具のお陰で今のところブクブク太ら
ないで済んでいるんだね!?」と冗談を言ったりしています。
お陰様で、ゲンシンゲン装具にしてから、数ヶ月に1回の大学病院の
経過観察でもコブ角度が15度前後に改善して、大学病院の先生からは
「頑張って装具を長時間装着しているからかな? この調子で頑張り
ましょう!」と言って頂いています。(大学病院には装具を変更して
いることは言っていません!)
また、大学病院では触れられませんが、コブ角度だけでなく、捩れも
改善していることを白石先生から教えていただき、喜んでいます。
穏やかな白石先生と、愛情あふれる石原先生との最強タッグでの治療に
娘は勿論のこと、親も何でもご相談でき、本当に安心してお願いして
おります。
ゲンシンゲン装具も治療の度に状況を見て下さり、時には、装具調整の
ために工作機械で装具を削って、白石先生が粉だらけになっていらした
りして、本当に申し訳なくも感謝でいっぱいです。
成長期が終わったといって安心できるほど甘くはないのが側弯症という
ことも理解しているので、白石先生・石原先生のご指導を受けながら、
これからも頑張っていきたいと親子共々思っております。