2025年10月 32歳 女性
私が側弯症と診断されたのは小学6年生の頃でした。
当時は地元の青森に住んでおり、近所の整形外科では特に治療を勧められず、中学校生活では何も治療せずに過ごしていました。
中学3年生の頃、県内の別の地域に引っ越したことをきっかけに側弯症の専門知識のある医療機関を知り、そこでようやく治療が始まりました。
「どうしてこうなるまで治療しなかったの?」
と言われるほど状態は悪くなっており、当時15歳の私の腰椎のコブ角は48度でした。
そこから高校生活3年間、装具を着けての治療を行いましたが、当時の装具は脇の下から太ももの付け根までガッチリと固定されるタイプのもので、あまりにも着け心地が悪く、授業中は「早く外したい」という気持ちでいっぱいで全く集中できないこともありました。
苦しい3年間の治療の末、18歳の時点で腰椎のコブ角は治療前からあまり変わらず現状維持という状況でしたが、「成長期に悪化しなかったから良かった」くらいにしか考えていませんでした。
高校卒業後は治療をやめており、10年以上何も治療をすることなく過ごしていましたが、2024年7月に状況が一変しました。
31歳で出産後、腰椎のコブ角が62度まで悪化してしまったのです。
上半身が左に大きく傾いてしまい、生まれた子供の抱っこが本当に苦しかったことは忘れられません。
この経験を機に、現在住んでいる東京都内の整骨院に相談したところ株式会社シュロスベストプラクティスジャパン(麴町白石接骨院)をご紹介頂き、2025年1月からゲンシンゲン装具とトレーニングでの治療が始まりました。
ゲンシンゲン装具は私が高校生の頃に着けていた装具とは全く異なり、体に馴染むのが早く上半身の可動域も広くて動きやすいものでした。
初めのうちは寝ている時に着けるのがやっとで、夜中の授乳の時は外していましたが、1ヶ月後には授乳中も着けていられるようになり、夜だけでなく日中も少しずつ着けていられるようになりました。
トレーニングも初めは慣れない動きで戸惑いましたが、今ではだいぶ動きに慣れ、毎日仕事と育児の合間に行うようにしています。
(保育園のお迎え前に1セット、子供を寝かしつけた後に1セット、余裕がある時はそれぞれ3セットずつ行うと決めて、大変ですが毎日続けるようにしています。)
また、電車に乗っている時や歯磨き中、エレベーターや信号を待っている時など、日常の中でふとした時にはロードシス、サイドシフトの姿勢でいるのが癖付きました。
こんなにも自分の習慣に溶け込んだことが不思議であり驚きでもありますが、お陰様で2025年6月現在腰椎のコブ角が45度まで改善しています。
シュロスベストプラクティスジャパンと先生方に出会うことができ、この画期的な最先端の治療を受けることができたことに感謝してもしきれません。
日本ではまだまだ浸透していない治療法かと思います。
一人でも多くの方がこの治療法を受けられるようになることを心より祈っております。